消費者がある製品を購入しようとした場合、製品を目の前にして、製品に備わっている機能については確認できますが、それを長く使用できるかどうかについては確認のしようがないのが現状です。一片の保証書だけでは満足できないはずです。
消費者としては、製品を供給するメーカーが信頼でき、かつ、長く使用できる製品を供給し続けているメーカーであるか、また、もし故障したり、使い方が分からなくなった時の相談窓口が明確になっていて適切に対応してくれるメーカーであるかなどを判断材料とすることでしょう。
品質保証とは、「消費者が安心して、満足して買うことができ、それを使用して安心感、満足感を持ち、しかも長く使用することができる」ということを意味します。
品質管理とは、保証された製品の品質を各施工プロセスやその結果に基づいて管理していくことを意味します。つまり、品質保証は目的であって、品質管理は手段だと考えています。
弊社は、商材リストを作成し受入検査を実施し、工事仕様書と照らし合せるなどの材料品質の確認を行います。次に、施工要領書に基づいた施工計画を立て、実施し、結果をメーカー立会いで確認し、不具合があれば手直しを施します。保証と管理と工程が合致してはじめて品質管理体制が確保できると考えています。