1956年(昭和31年)内装業から創業し、今日まで建設業一筋に歩んで参りました。それはこれからも変わることはありません。
創業以来、身の丈に合った経営方針を貫き、建築部門では緊急補修工事業者として行政から認定され、土木部門では管更生の工法を取得しました。
近年、“アスベスト問題”で社会不安が起こった際には、石綿除去のフリーベスト工法を取得するなど、時代のニーズに見合った様々な認定を取得してまいりました。
また、マンション大規模改修事業を展開するに至った経緯は、全国で430万戸、1,000万人以上の分譲マンション居住者のうち、約半数がマンションを「終の棲家にしたい」と願っている現在、30万戸が「築30年」のサイクル圏内に入り、10年後には、それは100万戸以上に増えます。日本では、鉄筋コンクリートのマンションが「築36~37年」で壊され、わずか30年余りで「スクラップ&ビルド」が行われてきました。一方、欧米の住宅サイクル年数は、英国「141年」、米国「103年」、フランス「86年」、ドイツ「79年」と報告されており、約1世紀の間、住宅が「ストック(国富=時間を計る単位〈年・月など〉が変化してもその大きさが変わらない経済量)」として機能しています。このような背景から、「よい建物を永く使う」(「スクラップ&ビルド」から「ストック&リノベーション」へ)をコンセプトにして、マンション大規模改修に特化した事業部門「日本土建工業株式会社」を創設しました。
社会のニーズに対して役に立つことができる分野はなにかを考えて提供する。その姿勢を変えることなく、社内に貢献し続けたいと思っております。